全国初　ドクターカーのサイレン音に「イエルプ音」採用へ　「ピーポー」ではなく「ヒュンヒュンヒュン」　／八戸市立市民病院

全国初の取り組みです。八戸市立市民病院のドクターカーのサイレン音に、国内で初めてイエルプ音が採用されることになりました。

今回採用される「イエルプ音」とはー。

アメリカなど海外の緊急車両で使われている音です。

救急車のピーポー音とイエルプ音を比較した研究の結果、人がもっとも認識しやすい４キロヘルツ付近では、イエルプ音の方が聞こえやすいことが分かったということです。

救急車との差別化を図るとともに、緊急出動を周囲に気付かせ、迅速かつ安全な走行につながる効果を期待しています。

【八戸工業大学工学部　浅川拓克准教授】
「ドクターカーの出動は、救急車以上に緊迫していますので、ドクターカーの遅延をとにかく防ぎたい」

【八戸市立市民病院事業管理者　今明秀医師】
「十分な広報活動をしてからイエルプ音を始めます。我々の取り組みが八戸市民に評価されれば、今度は全国展開いたします」

ドクターカーへのイエルプ音の採用は、９月９日の「救急の日」からを予定しています。