サイレン鳴らし赤信号に進入・・・警察車両と車が衝突(2021年11月15日)

　15日朝、東京・中央区で緊急走行をしていた警察車両とワンボックスカーが衝突し、警察車両が道路脇の公園に突っ込みました。

　東京・中央区のオフィス街。

　ビルの横、小さな公園に青いシートが。覆われているのは車で壁に突っ込んでいます。

　よく見ると色は上が白、下は黒。警察車両です。

　午前7時ごろ起きた事故。

　現場は、皇居や東京駅に近い京橋の交差点で、車はこの近くに本部がある警視庁高速隊のものでした。

　高速道路で起きた事故の処理のため交差点に進入したといいます。

　警視庁によれば、信号は赤。サイレンを鳴らしながら進んだといいます。

　この時、現場にいた人は・・・。

　事故の目撃者：「（信号が赤に）変わった瞬間に緊急車両が来たので。警察車両は（時速）10キロくらい・・・」

　周りの車は止まっていたといいますが、目撃者によれば1台のワゴン車が警察車両の左から接近。

　交差点に突っ込んだといいます。

　事故の目撃者：「（Q.ぶつかった瞬間の信号は？）（ワゴン車側は）ずっと青です」「（Q.警察車両のぶつかった場所は？）ほぼ後ろ側に近いです」

　事故でワゴン車の男性がけがをしましたが、こうしたケース、法律的に優先されるのは緊急車両です。

　弁護士・大澤孝征氏：「（警察の）指示には従わなければならない。一種の信号が出ているのと同じ状態。それを無視して突っ込んできちゃったのは、警察車両以外の車に非がある。（警察の）職務に正当性があるのでそれを妨害してはいけないのは市民の義務。わざとやれば公務執行妨害、意図的に。意図してなければ過失」

　警視庁は詳しい経緯を調べています。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp