都心を緊急走行の警察車両　ワゴン車に衝突 男性けが　歩道乗り越え壁に激突

15日朝、東京・中央区京橋のオフィス街が騒然となった。

歩道脇のガードパイプはぐにゃりと曲がり、花壇を乗り越えるように車が止まっている。

ブルーシートで覆われているが、フロント部分に見えるのは、警察のエンブレム。

サイレンを鳴らし、緊急走行をしていた際、交差点でワゴン車と衝突し、歩道を乗り越えた。

交通事故での対応へ向かう途中での事故だった。

15日朝、視聴者のカメラが捉えた写真。

警察車両が歩道を乗り越え、停車。

警視庁によると、午前7時半ごろ、中央区京橋で、「パトカーとワンボックスがぶつかった」と通報があった。

現場は、オフィスなどが立ち並ぶ宝町駅や京橋駅近くの交差点。

警察車両は当時、高速道路で起きた交通事故に対応するため、サイレンを鳴らし、緊急走行をしながら交差点に進入。

そこで、走ってきたワゴン車と衝突した。

警察車両に乗っていた警察官は、「自分たちの信号は赤だった」と説明しているという。

衝突したワゴン車のフロントガラスは粉々。
ヘッドライトやバンパーなども外れ、運転席のエアバッグが作動していた。

かなりの衝撃を受けたとみられる。

この事故で、ワゴン車を運転していた40代の男性がけがをして搬送された。
命に別条はないという。

警察車両に乗っていた2人の警察官に、けがはなかった。

歩行者を巻き込むおそれもあった事故。

駆けつけた警察官は、花壇の片づけなどの事故対応に追われていた。

警視庁は、事故が起きた状況をくわしく調べている。

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