タイトル | 聴覚障がい者に配慮したパトカー 福島県警に導入 緊急かパトロールか 警光灯の点滅速度でわかる |
---|---|
URL | https://www.youtube.com/watch?v=Y59Q2HGq0XA |
公開日 | 2025-03-03 19:33:47 |
再生時間 | 02:00 |
3月3日は耳の日。福島県警では3日から聴覚障害者に配慮したパトカーの運用が始まる。
今回新しく導入されたパトカー。一見通常のものと変わらないように見えるが、違うのは警光灯だ。
福島県警察本部でお披露目された新型の警光灯を搭載したパトカー。サイレンの音が聞こえない聴覚障害者にとって、パトカーの走行はこれまで判断に迷う時があった。
福島県聴覚障害者協会の吉田正勝会長は「緊急なのか、普通のパトロールなのか、ということがわからなくて迷うことがあったんですね。前を走る(耳が)聞こえる人の車の真似をして道路わきによせたりということがあったんですけれども」という。
そうしたなか、今回導入されたパトカーは、パトロールか緊急走行かを警光灯の点滅スピードの違いでも分かるように設計されている。
福島県警察本部施設装備課の西條康行警部は「こちらが通常警ら時の点灯状況になります。こちらにつきましては2秒周期で点灯しますので、ホタルの光のようにやさしく光るようになります。こちらにつきましては、緊急走行時の点灯状況になります。
今までと同じように0.5秒周期で点灯するようになります」と説明する。
導入された3台のパトカーは、福島警察署・田村警察署・南会津警察署に配置され、3月3日から運用が始まる。福島県聴覚障害者協会の吉田会長は「緊急走行の時はすぐによけなければならないというように、見て判断できるという方法があるのでわかりやすいかなと思います」と話した。
福島県警察本部は、今後もこのパトカーを増やしていく方針だ。