救急車にあおり運転か　56歳男性を書類送検　捜査前に男性は病死ー静岡・清水署

2021年12月、静岡県静岡市清水区の県道で、緊急走行中の救急車にあおり運転をしたとして無職の男性が書類送検されました。警察の捜査が始まった時点で、男性はすでに死亡していました。

妨害運転の疑いで書類送検されたのは、静岡市清水区に住む無職の男性（56）です。

警察によりますと男性は、2021年12月20日の午後１時半ごろ、静岡市清水区の県道で乗用車を運転し、患者を乗せた救急車に対して約2キロメートルに渡り走行を妨害した疑いが持たれています。

ドライブレコーダーの解析などから、男性は救急車に対し後ろから強引に追い越して3回割り込んだほか、執拗にクラクションを鳴らしていたことも確認されています。

警察は2022年3月、事件を把握し、消防に事情を聴いたり周辺の車のドライブレコーダーの映像を確認したりして容疑者を特定しましたが、容疑者の男性は捜査が始まる前にすでに病死していたということです。