タイトル | 東名あおり運転差し戻し裁判 石橋被告に懲役18年求刑 |
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URL | https://www.youtube.com/watch?v=tfXKfiGViIc |
公開日 | 2022-03-30 16:18:22 |
再生時間 | 00:54 |
5年前、東名高速で、あおり運転の末4人を死傷させた罪などに問われた男の差し戻し裁判で、検察は懲役18年を求刑しました。
石橋和歩被告(30)は、2017年、東名高速で萩山嘉久さん一家4人が乗ったワゴン車に、あおり運転をしたうえ、追い越し車線で停車させ、後続のトラックの追突を招いて夫婦を死亡させるなどした危険運転致死傷などの罪に問われています。
一審では一旦、懲役18年の判決が言い渡されましたが、東京高裁は裁判の前に争点を整理する「公判前整理手続き」で、横浜地裁が「危険運転致死傷罪は成立しない」という見解を示していたのに、「その後、裁判員裁判で『危険運転に当たる』と見解を変更したのは違法」と判断し、審理を差し戻していました。
検察側は、きょうの論告で「妨害運転を繰り返したのは明らか」「執拗かつ危険で悪質な犯行」と指摘。「本来は懲役23年が相当」だとしましたが、法律の規定により、一審の判決より重い刑を言い渡すことができないため、石橋被告に懲役18年を求刑しました。
石橋被告は「事故になるような危険な運転はしていない」と無罪を主張しています。判決は、6月に言い渡されます。
(30日18:38)