緊急走行中の救急車が店舗に突っ込む ハンドル操作誤りスリップか【熊本】 (25/01/29 19:00)

２９日昼前、天草市で搬送要請を受け出動中の救急車が、道路わきの店舗に突っ込みました。

この事故によるけが人はいませんでした。

緊急走行中、ハンドル操作を誤りスリップしたことが原因とみられています。

【天草広域連合消防本部 戸村 羊士 総務課長】
「安全を守る立場である私たち消防がこのような事故を起こしてしまい大変申し訳ありません」

２９日午前１１時ごろ、天草市楠浦町にある『上杉畳店』に、緊急走行していた天草広域連合消防本部の救急車が突っ込みました。

救急車に乗っていた男性隊員３人と店内にいた２人にけがはありませんでした。

消防によりますと、救急車は老健施設から「入所している高齢の女性の意識レベルが低下し嘔吐がある」との要請を受け施設に向かう途中だったということです。

運転していた２０代の隊員がハンドル操作を誤り、スリップし事故を起こしたとみられています。

事故を受け、別の救急車が出動し、施設の入所者を病院に搬送。１０分ほど遅れましたが、命に別条はないということです。

救急車はバンパーなどが破損していて修理が必要で、当面は予備の車両で対応するとしています。